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京王電軌時代の架線柱【5】

京王電軌は設立直後の1911年(明治44年)7月4日に電気供給事業経営の許可を得て、笹塚-調布間開業直前の1913年(大正2年)1月1日に調布町、多磨村、府中町、西府村に電気供給を開始しています。その後供給範囲を沿線に広げていきましたが、1942年(昭和17年)3月31日付で配電統制令(1941年(昭和16年)8月30日公布即日施行)により設立された関東配電(株)に電力供給事業を譲渡しました。戦後の電力事業再編成令により、1951年(昭和26年)5月1日に東京電力(株)が設立され、関東配電(株)は解散しました。
京王電軌の配電事業の名残ともいえるのが飛田給付近~高幡不動付近の線路上空に通っている東京電力の送電線で、一部の架線柱が送電用鉄塔と共用されています。このうち西武多摩川線との交差部以西の送電線が東京電力一の宮線(22kV、2回線)です。

●分倍河原駅構内
銘板6023F分倍河原のホームの京王八王子方先端には「一の宮線52」=「分倍7」があります。「分倍7」の銘板には建柱年月は記載されていませんが、「一の宮線52」の銘板には「昭16.12」の表記が見えます。また銘板に記載されている「13M」は鉄塔の高さを表しています。左側の写真の6023F+6024Fは、この3月のダイヤ改定で土曜・休日シーズンダイヤの準特急運用に充当されるようになりました。これにより土曜・休日シーズンダイヤでの6000系7連各停の運用はなくなりました。

●中河原~聖蹟桜ヶ丘
銘板9002F多摩川鉄橋上にも何本かの鉄塔があります。写真の「一の宮線86」=「中河原41」もその1つです。この区間の鉄柱は線路の両脇に立てられており、下り線側が「甲」、上り線側が「乙」となっています。「一の宮線86の甲」の銘板には「昭16.12」の表記がありますが、「中河原41」の銘板には「S49.3」と記載されています。表記年月の違いは、1941年に鉄塔が建てられ、1974年に下側の横桁を取り付けられたことを意味していると考えられます。鉄橋の聖蹟桜ヶ丘方のガーター「21」に「1974年」の銘板がありますので、架け替え工事と同時に横桁の取り付けが行われたのかもしれません。

●聖蹟桜ヶ丘~百草園
銘板8014F聖蹟桜ヶ丘から百草園方向にしばらく行った所にある「一の宮線93」の銘板には「大14.3」の表記が見えます。この区間が玉南電気鉄道として営業を開始したのが1925年(大正14年)3月24日ですので、開業時に建てられたものが現存していることになります。傍にあるコンクリート架線柱は「桜ヶ丘17」で、1983年5月に建てられたものです。それ以前は下の「一の宮線97」のように鉄塔と架線柱が共用になっていたと思われます。この区間にある鉄塔と架線柱を共用している鉄柱の中には、この「一の宮線93」のように架線柱を別途新設して共用を解消しているものもいくつかあります。
銘板7022F府中四谷橋につながる都道20号線(府中相模原線)の踏切の百草園方にある鉄塔が「一の宮線97」=「桜ヶ丘26」です。銘板に記載されている建柱年月を確認することはできませんでしたが、「一の宮93」と同じく玉南電鉄開業時に建てられたものなのかもしれません。

【関連記事】
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京王電軌時代の架線柱【3】(布田~調布)
京王電軌時代の架線柱【4】(柴崎~国領)

【関連サイト】
配電統制令全文公布施行(神戸大学電子図書館)
鉄路と共に --そこに鉄塔がある-- (みそがいさん)
迫力ある門型(Y1HIROさん)

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(12月10日の日記の続きの続き)  川崎街道を南下する。いつのまにか送電線は見失っていたがそのうち出会うだろう。送電線を辿るのも面白いが、街道沿いに横切る送電線を見ていくのも楽しい。  ひとつの送電線を辿る旅が送電線との個人的なお付き合いなら、横切る送電線をつまみ食いするのは楽しいパーティーでの人との出会いに似ている。  道は高幡不動の前を通り過ぎた。私の子供のころは高幡不動から平山城址までピクニックコースがあった。私の姉は高幡不動へ林間学校に行った。  今はすっかり開けてしまった高幡不動。... [続きを読む]

受信: 2005.12.19 15:55

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