京王電軌時代の架線柱【8】
●東府中駅構内
昨年まで、東府中駅の付近には東京電力の「一の宮線」の鉄塔が残っていました。
左の写真の鉄塔は「一の宮線13」で、架線柱とは一体型ではありませんでした。この鉄塔付近には渡り線がありましたが、現在は鉄塔と共に撤去されています。右の写真に見える門型鉄塔は「一の宮線14」で、「東府中3」の架線柱と一体になっていました。昨年10月の時点で、その手前にある「東府中4」の架線柱に付随していた「一の宮線15」の鉄塔はなくなっています。「一の宮線15」と「一の宮線16」の建植は昭和16年12月ですので、これらの鉄塔も同じ時期のものと考えられます。
東府中駅の府中方にある東府中2号踏切(旧甲州街道)脇に「一の宮線17」の門型鉄塔がありました。一見、この鉄塔は架線柱と兼用になっているように見えますが一体型ではありませんでした。このため現在では跡形もなく撤去されています。一の宮線はこの鉄塔から地中に潜り、府中~分倍河原間にあった「一の宮線41」で再び地上に顔を出していました。
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