富士登山電車
車両は、1968年に元京王5000系5118Fとして製造され、1995年に2連化、クロスシート化等が施されて富士急に入線した1000形1205Fです。この編成を2009年に改装して誕生しました。デザインは水戸岡鋭治氏(ドーンデザイン研究所)が担当しました。
車体は中央の扉を埋めて2扉となっており、屋根上の冷房装置まで色が塗られています。モハ1205の運転台直後の窓は車内から見ると丸窓になっています。またモハ1305の連結面寄りの2つの窓には富士急行線の路線図が描かれています。
モハ1205には「赤富士」の愛称がつけられています。車内はオーク調で、シート色は赤系を基調としており、重厚感溢れるものとなっています。中央にはソファーがあり、窓に向かってカウンター席も設けられています。この両隣はボックスシートとなっています。
モハ1305には「青富士」の愛称がつけられています。車内はナチュラル系の木材が使われており、青系のシート色と相まって軽快な印象を受けます。「赤富士」と同様、中央部にはソファーとカウンター席があり、ベビーサークルも設置されています。運転台寄りの扉付近にはL字型ソファーが配置されています。
列車には客室乗務員が添乗しており、次駅案内、観光案内や車内サービス等を行っています。また座席は指定されていないので好きな席に座ることができます。
【関連サイト】
富士登山電車 (富士急行株式会社)
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