« 明大前の案内表示器 | トップページ | 1007FにATC車上装置設置 »

渋谷隧道坑口補修工事

tunnel

poster

9月中旬から井の頭線の渋谷-神泉間にある渋谷隧道の神泉側坑口の補修工事が行われていました。

渋谷隧道は昭和8年(1933年)8月1日の帝都電鉄開業に合わせて建設されたトンネルで、単線馬蹄形トンネルが2本並列になっています。渋谷隧道の建設工事の様子は「土木建築工事畫法」第9巻第2号(昭和8年2月発行)に掲載された、帝都電鐵工事課の林爲藏氏と赤岡兵三郎氏による記事「着々進工し開通間際にある郊外鐵道澁谷吉祥寺線 -道玄坂隧道の特殊工法など-」にて写真付きで紹介されています。

tunnel

tunnel

昭和49年(1974年)に渋谷駅方の約80mを取り壊し、複線の鉄筋コンクリートボックス型トンネルに改築されました。そして昭和63年(1988年)7月から平成3年(1991年)10月にかけて耐震補強を兼ねた鋼製フレームによる内巻補強工事(延長269m)が施工されました。

tunnel

tunnel

工事前の坑口は白色塗装されており、坑口のアーチの上部には絵が描かれていたようです。補修工事では、まず白色塗装の剥離が行われました。穹拱部には八幡製鐵所製の鑛滓煉瓦が使われており、坑口にその痕跡がありました。この後、ひび割れや欠落が生じていた部分の補修が行われました。

京王3029F

tunnel

それから灰色の塗料で下塗りされ、白色系の塗料で仕上げられました。このため鑛滓煉瓦の痕跡も見られなくなりました。

【関連サイト】
土木建築工事画報 (社団法人土木学会)

|

« 明大前の案内表示器 | トップページ | 1007FにATC車上装置設置 »

京王」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64930/50020775

この記事へのトラックバック一覧です: 渋谷隧道坑口補修工事:

« 明大前の案内表示器 | トップページ | 1007FにATC車上装置設置 »