東京府の雨水枡
渋谷区東1丁目の八幡通り(東京都市計画道路幹線街路補助線街路第20号線)の金王神社前信号から並木橋交差点に向かってすぐの所に東京府の雨水枡が残っています。
蓋は格子状となっており、真中には東京府章があります。この府章の縦棒は細く、猿楽橋近辺で見られる東京府のマンホールの府章と同じです。この雨水枡の枠には花崗岩が使われています。
八幡通りのこの区間は昭和8~9年(1933~34年)頃に整備されており、同時に蓋も設置されたものと考えられます。またこの雨水枡の近くに石積みの擁壁がありますが、こちらも街路整備に合わせて作られたものなのかもしれません。
【関連記事】
東京府のマンホール【3】 (2011.06.06)
東京府のマンホール【2】 (2011.06.03)
東京府のマンホール【1】 (2011.05.28)
千駄ヶ谷町のマンホール (2011.05.17)
東京府の土地境界標 (2010.08.13)
猿楽橋と東京府のマンホール (2010.06.21)
| 固定リンク
「 マンホール・標石」カテゴリの記事
- 東京消防庁の初期型マンホール(2024.02.22)
- 松原町の逓信省境界標(2023.11.14)
- 千住の江戸川上水町村組合水止栓(2023.10.16)
- 小川町3丁目の看板建築と阻水弇(2023.04.24)
- 駒澤町大字上馬(2023.02.27)