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野川分流の橋台跡

旧線

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調布市立第七中学校から旧線跡の民家を辿っていくと、小さな駐車場があります。ここに2m弱の間隔で2つのコンクリート塊が埋められています。

「調布市土地宝典」に記載されている公図には、ここが水路であることが明示されていますが、現在では埋め立てられています。

旧線

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この水路は野川の細田橋付近から右岸側に分岐し、この駐車場を経て、調布市立第七中学校に沿って流れていました。中島橋付近から分かれた流れを合流した後、甲州街道の下を潜っていました。この橋は小橋と呼ばれていました。明治2年(1869年)の「柴崎村絵図」に、この水路が国領村・下布田村との村境になっていることが描かれています。

京王8008F

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そして、現在の調布警察署の西側の道を流れ、昭和2年(1927年)に移設された京王線の現在線を柴崎4号踏切横で横断していました。品川通り(調布都市計画道路3・4・10号線)の大町橋(1992年3月開通)と野川橋の間で再び野川に合流していました。

これら2つのコンクリート塊は、この野川の分流を跨ぐ鉄橋の橋台の跡と考えられます。

旧線

旧線

ここから旧線は、調布テニスクラブのフェンスの内側に沿って通っていました。テニスクラブの先には駐車場があり、旧線は駐車場と畑の間の塀に沿って、北浦(国領)駅に向かっていました。

【参考文献】
調布市市史編集委員会 『調布市研究資料II 近世調布の村むら』 昭和59年3月31日
日本公図研究社 『調布市土地宝典』 昭和60年10月
調布市教育委員会 『調布市文化財調査報告書 調布の古道・坂道・水路・橋』 平成13年12月10日

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