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下北沢駅付近改良工事

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小田急電鉄小田原線の下北沢付近の連続立体化・複々線化工事の進捗に伴い、井の頭線の下北沢駅付近の改良工事が始まりました。

工事区間は、池ノ上-下北沢間の茶沢通り(東京都市計画道路補助210号線)架道橋から、下北沢駅ホームの中央階段付近までです。

駅

架線柱・高架橋

工事内容は

  • 茶沢通り以西の盛土部の高架橋化
  • 小田急線跨線橋の架け替え
  • 駅通路の改築
  • バリアフリー対応

となります。

駅舎

駅舎

盛土部の高架橋化により、帝都電鉄開業時の架線柱や橋梁等がなくなります。また小田急管理である南口・北口駅舎や中間改札なしの構内連絡通路もなくなる模様です。この構内連絡通路は、帝都電鉄と小田原急行鉄道がともに鬼怒川水力電気系列であった証です。

橋梁

「土木建築工事畫法」に

世田ヶ谷町地内代澤橋梁鐡筋コンクリート橋臺施工中の状況

のFigure Captionが付いた写真があります。この橋梁は、今回の改良工事で撤去予定の4橋梁もしくは高架橋のいずれかであると考えられます。

駅舎

駅舎

なお、ホーム中央部より西側は工事の対象とはなっていませんので、京王管理である西口改札はそのまま残ります。

【参考文献】
林爲藏、赤岡兵三郎(帝都電鐵工事課):"着々進工し開通間際にある郊外鐵道澁谷吉祥寺線", 土木建築工事畫法, 第9巻第2号, pp.26-34(昭和8年2月)
【関連記事】
帝都電鉄時代の架線柱 (2010.09.04)

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