東京都水道局の泥吐室
東京市の制水弇が残されている野川に架かる荒玉水道道路の水道橋の右岸側に、東京都水道局の泥吐室も残っています。
この蓋はキャムバ(反り)が大きく、地紋が凸状の菱形で、中央に書かれている「吐」の字の右肩に「`」が付いています。この地紋は、戦前~昭和30年代の消火栓の蓋や昭和20~30年代の水道局の蓋に多く使われていた地紋です。また花崗岩製の縁塊も付いています。
現仕様となった昭和40年代以降の蓋はキャムパがなく平坦となっており、菱形の紋様の凹凸が逆で格子が浮き出た形になっています。
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