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惜別・東急東横線渋谷駅

ホーム

駅

東急電鉄東横線の東京地下鉄副都心線への乗り入れ工事の竣工に伴い、本日15日(金)をもって東横線渋谷駅が85年の歴史に幕を閉じます。

高架橋

ホーム

昭和2年(1927年)8月28日、東京橫濱電鐵澁谷線の澁谷-丸子多摩川(現:多摩川)間が開通しました。その後、昭和16年(1941年)7月~25年(1950年)8月1日、30年代後半および50年代中頃に渋谷駅のホーム延伸や配線変更の工事が行われました。

駅

駅

このうち、昭和39年(1964年)4月の東横線18m車6連化に伴う改良工事(昭和39年5月16日竣工)により、線路配置、ホーム等がほぼ現在と同じになりました。このときに南口改札口と蒲鉾状のホーム上屋が設置されました。

駅

駅

東横線渋谷駅はJR山手線ホームの東側に並んでいて、頭端式ホーム4線4面を有しています。一番東側の1番線だけが片側ホームで、2~4番線は乗車ホームと降車ホームが分離した両側ホームとなっています。

改札

改札

改札口は正面口と南口の2つがあります。正面口はホーム頭端にあり、東急百貨店東横店東館に直結しています。南口はホーム中程階段下にあり、東西駅前広場を結ぶ自由通路に面しています。

階段

跨線橋

正面改札口を出ると左手に昭和30年(1955年)建造の山手線跨線橋と、昭和13年(1938年)12月20日の東京高速鉄鐵道澁谷駅開業時のものと思われる東京地下鉄銀座線の降車専用階段が見えます。これらの壁と天井は木造です。

駅

駅

明日16日(土)から東急東横線と東京地下鉄副都心線の相互直通運転が開始されます。東横線の車両は代官山駅付近の渋谷1号踏切で地下に潜り、副都心線渋谷駅に発着するようになります。

東急9014F

東急9001F

これと同時に渋谷-代官山間の現在線は廃線になります。昭和2年の開業時に架設された山手線を跨ぐトラス橋である山手線跨線線路橋や昭和21年(1946年)に廃駅となった並木橋駅の痕跡、東横線を疾走する9000系も過去のものになってしまいます。

【参考文献】
大河内甲一: "澁谷線の高架鐵道工事", 土木建築工事畫法, 第3巻第11号, pp.22-23(昭和2年11月)
滝田光雄: "東急東横線-急行電車のうつりかわり", 鉄道ピクトリアル, 442, pp.99-106(1985年1月)
為国孝敏、榛沢芳雄: "渋谷の駅空間形成の変遷", 土木史研究, 10, pp.289-297(1990年6月)
滝田光雄: "東京急行電鉄 駅・線路配線-回顧", 鉄道ピクトリアル, 600, pp.130-139(1994年12月)
白根記念渋谷区郷土博物館・文学館 『開館記念特別展「ハチ公の見た渋谷」展』 2005年7月9日

夜景

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