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下北沢跨線鉄道橋

京王1006F

京王1003F・1006F

井の頭線下北沢駅の渋谷方に小田急線を跨いでいた下北沢跨線鉄道橋があります。この橋梁は3連の単線プレートガーダー橋です。

ガーダーの形状は、両端が上路式、真ん中が下路式となっています。

銘板

橋梁

小田急線下り線を跨いでいた渋谷方のガーダーは、昭和34年8月に松尾橋梁東京工場で製作されました。このガーダーの渋谷方の橋脚部には帝都電鐵時代の帰電線碍子が残っています。

銘板

橋梁

真ん中のガーダーは小田急の下りホーム上に架かっていました。その銘板には、

1978年3月
京王帝都電鉄株式会社
下北沢駅小田急線乗越橋梁
活荷重KS-12  受間4M300
松尾橋梁株式会社千葉工場

と書かれています。

橋脚

橋脚

橋脚は2基とも下りホーム上に建っていました。帝都電鐵澁谷線開業前の写真でも上下線間に2基の橋脚が建っているのが読み取れます。この開業前の写真と照合すると、渋谷方ガーダーと共用している橋脚が開業時のものと見受けられます。

銘板

橋梁

上り線を跨いでいた吉祥寺方のガーダーは、渋谷方ガーダーより早い昭和32年に松尾橋梁東京工場で製作されています。このとき、直下では小田急線のホーム延伸工事が行われていましたので、橋脚の建て替えが同時に行われたと考えられます。

poster

下北沢駅付近改良工事の進捗に伴い、3月までにこの箇所の軌道が仮橋脚化され、既存の橋脚が撤去される予定となっています。同時にこれらのガーダーも撤去されてしまう可能性があります。

【参考文献】
"戦前・戦後 井の頭線のアルバム", 鉄道ピクトリアル, 578, pp.93-95(1993年7月)
【関連記事】
帝都電鉄のガーダー橋【2】 (2014.01.13)
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