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成城学園水道購買利用組合の阻水弇

世田谷区成城5丁目に阻水弇が1つ残っています。

manhole

形状は東京市の阻水弇と同じですが、紋章の外周部が「水」をデザイン化したものとなっています。紋章の中央部はアスファルトで覆われており判別できませんが、「マンホールのふた<日本篇>」に掲載されている成城学園前駅付近にあった成城学園水道購買組合の制水辨に描かれている紋章と同じように見えます。

東京市牛込區原町の成城中學校内にあった成城小學校、成城第二中學校が財團法人成城學園として分離設立し、大正13年(1924年)から北多摩郡砧村大字喜多見字西之原・東之原一帯の区画整理と校舎建設を始めました。

mark

これに伴い、成城學園水道購買利用組合が設立され、大正14年(1925年)6月に給水を開始しました。当初の水源等は判明していませんが、昭和8年(1933年)2月からは日本水道株式會社より受水するようになりました。そして、昭和20年(1945年)4月1日に日本水道株式會社とともに東京都水道局に買収合併されました。

風景

阻水弇の所在地および紋章外周部の形状から、この阻水弇は成城學園水道購買利用組合のものと推測できます。周囲の風景の奥に見える薄いピンク色の鋼管単柱鉄塔(環境調和鉄塔、美化鉄塔)は東京電力川世線No.45鉄塔です。

なお、「マンホールのふた<日本篇>」に掲載されている制水辨は、小田急線成城学園前駅付近には現存していません。

【参考文献】
林丈二 『マンホールのふた<日本篇>』 サイエンティスト社 1984年3月
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