四谷の燈孔蓋
この燈孔蓋のある場所は、大下水とも呼ばれていた桜川(紅葉川)が刻んでいた茗荷谷の谷底です。下水道台帳にはこの蓋の前後の管渠は管径90cmの鉄筋コンクリート円形管と記載されています。川の暗渠化時に円形管を埋設する例もありますので、この燈孔は桜川の暗渠に設置されていると言えます。
- 【参考文献】
- 菅原健二 『川の地図辞典 江戸・東京/23区編 三訂版』 2012年7月17日
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