タイムスリップギャラリー
東急プラザ渋谷が3月22日(日)18:00をもって閉館となります。閉館イベントの一環として6階ギャラリーで、「東急プラザ渋谷 タイムスリップギャラリー」が開催されています。
東急プラザ渋谷
昭和40年(1965年)6月13日、東急不動産株式会社が渋谷駅西口バスターミナルに面して建設していた渋谷東急ビルが竣工し、複合商業施設として渋谷東急プラザが開店しました。平成21年(2009年)4月1日に東急不動産SCマネジメント株式会社に運営業務が委託され、平成24年(2012年)4月18日に名称を東急プラザ渋谷に変更しました。なお、東急ハンズは系列会社になります。
建物は地上9階・地下2階建てで、店舗面積が16386m2です。地下に丸鮮渋谷市場があり、テナントとして紀伊国屋書店渋谷店(5階)や飲食店、衣料品店、雑貨店等が約90店入居しています。屋上には81台分の駐車場があります。建物正面の壁面には、東急プラザ渋谷のシンボルであるムラサキツユクサの彫刻が飾られています。
閉館後は、「道玄坂一丁目駅前地区開発計画」の一環として隣接地区と合わせた0.6haが再開発されます。そして、2018年度に地上18階・地下4階建ての高さ110mのビルが竣工する予定となっています。
タイムスリップギャラリー
「東急プラザ渋谷 タイムスリップギャラリー」(入場料無料)は1月下旬から閉館日当日の3月22日(日)まで開催されています。開催時間は10:00~20:00ですが、最終日は15:00までとなります。主な展示内容は、
- 明治末期からの渋谷の町並みの写真(撮影不可)
- 昭和39年頃の渋谷駅東口のジオラマ
- ターミナル渋谷の記憶のコレクション
- サーファーディスコの再現
となっています。渋谷の町並みの写真は、白根記念渋谷区郷土博物館等の提供によるものです。サーファーディスコは1980年代前半に渋谷の「キャンディキャンディ」等を中心として流行していたものです。
思い出の街、渋谷 ~昭和39年頃の渋谷駅東口付近~
会場には、富沢瑞夫、昭子夫妻が製作した昭和39年(1964年)頃の渋谷駅東口を再現したジオラマが展示されています。ジオラマは非常に精巧なもので、首都高速3号渋谷線(東京都道首都高速3号線)の建設工事までもが再現されています。首都高速3号線は昭和39年10月1日に渋谷駅を跨ぐ渋谷4丁目(暫定出入口)-渋谷出入口間が開通しています。
現在の渋谷駅東口バスターミナルは都電の「渋谷駅前電停」で、その前身は玉川電気鉄道(玉電)の渋谷駅前停留所でした。発着していた系統は青山線(渋谷駅前-三宅坂)6・9・10系統と天現寺橋線(渋谷駅前-天現寺橋)34系統でした。このうち天現寺橋線は玉川電気鉄道天現寺線を引き継いだ路線です。
東横線渋谷駅は、昭和39年5月16日に竣工した改良工事直後の姿で、蒲鉾型のホーム上屋が再現されています。内部は白色LEDによる照明が灯されており、ホームには、最新鋭で日本発のオールステンレス車である7000系、青と黄色の2色塗装の3450形、日本発のステンレス鋼製車体の「湯たんぽ」5200系、「青ガエル」5000系が並んでいます。
国鉄渋谷駅には、カナリアイエロー(黄5号)の101系とウグイス色(黄緑6号)の103系が並んでいます。当時の山手線は101系から103系への移行期で、1968年に103系に統一されました。現在、埼京線電車が走っている山手貨物線には、EF15が有蓋車や冷蔵車などを牽引している貨物列車が併走しています。
東側には、昭和31年(1956年)12月1日に開館した東急文化会館(地上8階・地下1階建)が建っています。屋上には天文博物館五島プラネタリウム(昭和32年4月1日開館、平成13年3月11日閉館)のドームがあり、その内部が細かく再現されています。東急文化会館は2003年6月30日に閉館し、解体されました。その後、2012年3月に地上34階・地下4階建ての渋谷ヒカリエが完成しました。
ターミナル渋谷の記憶のコレクション
関田克孝氏の東急電鉄に関するコレクションや、車両模型が展示されています。展示されている模型は、戦前戦後に活躍した玉川線1形から150形までの各車両や、国鉄72系の1/45スケールのHOゲージ車両です。
方向板、方向幕関係では次のものが展示されています。
- 新玉川線方向幕 「快速・渋谷」
- 玉川線方向板 「玉電山下」
- 東横線方向板 「渋谷⇔桜木町」
- 都電系統板 「10系統」
- 国電山手線方向板 「田町」
また、展示されている講談社の絵本「乗物画報(昭和25年版)」には、昭和12年(1937年)頃の渋谷駅の光景として、地下鉄が通り抜けている4階建ての玉電ビルやマンサード屋根を有する國電渋谷駅舎、東橫百貨店が描かれています。また、絵の左下の部分にはマルーン色の帝都線や玉電、現在のハチ公前広場に乗り入れている都電も描かれています。
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