スーパー中秋の名月
今日は旧暦8月15日で中秋の名月です。
そして、明日の10時46分に月は近地点を通過します。このときの月の地心距離は今年最小の356,877kmになります。このため、中秋の名月の視半径が16′43″と近年で最大級の大きさになります。
2000年から2030年までの中秋の名月の21時 (JST) における視半径を計算しますと、9年毎に極大になります。これは近地点が月軌道を一周する周期である対恒星近点順行周期 3232.606日 = 8.8503年に対応しています。
来年からは中秋の名月の視半径が小さくなっていき、2019年には極小 (14′42″) となります。そして、9年後の2024年には再び極大 (16′40″) になります。
なお、明日の11時51分に望となりますので、明晩はスーパームーンを観測することができます。また、皆既月食もありますが、日本からは観測することはできません。
時刻 | 状況 |
---|---|
09:10.3 | 半影食開始 |
10:06.8 | 本影食開始(第1接触) |
11:10.7 | 皆既食開始(第2接触) |
11:47.1 | 食の最大(食甚、食分1.282) |
12:23.5 | 皆既食終了(第3接触) |
13:27.4 | 本影食終了(第4接触) |
14:23.9 | 半影食終了 |
- 【関連記事】
- 今世紀最短の皆既月食 (2015.04.04)
- 後の十三夜 (2014.11.06)
- 皆既月食と天王星 (2014.10.08)
- 白露と中秋の名月、そしてスーパームーン (2014.09.10)
- 火星の最接近と月との競演 (2014.04.14)
- 今宵は満月、中秋の名月 (2013.09.20)
- 半影月食と日食・月食の発生条件 (2012.11.29)
- 曇天の部分月食 (2012.06.04)
- 932年ぶりの金環日食 (2012.05.21)
- スーパームーン (2012.05.08)
- 11年ぶりの皆既月食 (2011.12.11)
- 日本史上初の部分月食 (2010.01.01)
| 固定リンク
「 天体・暦」カテゴリの記事
- 大きな中秋の名月(2024.09.18)
- 完全数の日(2024.06.30)
- 朝鮮語の数詞表現【実践篇】(2024.04.11)
- 朝鮮語の数詞表現【日時篇】(2024.04.08)
- 最遠最小の朧満月(2024.02.25)