水道橋架道橋
JR中央線の急行線が白山通り(東京都道301号白山祝田田町線・東京都市計画道路幹線街路放射第9号線)を跨ぐ架道橋が水道橋架道橋です。
水道橋架道橋は8径間の下路カンチレバープレートガーダーラーメン脚一体高架橋で、御茶ノ水方1連以外の7径間分は昭和8年(1933年)9月15日の御茶ノ水-飯田橋間の複々線化に伴い建造されました。御茶ノ水方1連は白山通りの拡幅に伴い、昭和46年(1971年)に増設されています。
8径間のうち白山通りを跨いでいるのは御茶ノ水方の3連で、水道橋駅部にあたる新宿方の5連は側道の上に造られています。そして、橋脚下部は同時期に建造された架道橋に見られる構造となっています。
ところで、明治37年(1904年)に建造された緩行線の架道橋が新水道橋架道橋と名乗っている理由は定かではありません。
- 【関連記事】
- 新水道橋架道橋 (2016.03.28)
- 市ヶ谷水管橋 (2015.12.29)
- 市ヶ谷橋 (2015.12.28)
- 明大前を跨ぐ御陵線の橋桁 (2015.02.26)
- 京王片倉の御陵線時代の橋桁 (2015.02.25)
- 帝都電鉄時代のガーダー橋【5】 (2014.12.17)
- 帝都電鉄時代のガーダー橋【4】 (2014.09.24)
- 帝都電鉄時代のガーダー橋【3】 (2014.09.21)
- 旧万世橋駅前の逓信省マンホール (2014.03.17)
- 帝都電鉄時代のガーダー橋【2】 (2014.01.13)
- 帝都電鉄時代のガーダー橋【1】 (2014.01.07)
- 玉川上水橋と帝都時代の架線柱 (2011.06.25)
- 猿楽橋と東京府のマンホール (2010.06.21)
| 固定リンク
「 鉄道」カテゴリの記事
- 駒澤町大字上馬(2023.02.27)
- 駒澤村大字世田ヶ谷新町(2023.02.26)
- 東京市電角筈線の専用軌道跡(2023.01.02)
- 市ヶ谷河田町(2022.12.31)
- 六本木と南青山の東京市電気局の痕跡(2022.12.25)