三日月と金星・火星の大接近
今年の三が日は月と金星、火星のコラボレーションを観測することができました。
2日(月)の夕刻、南西の空で月齢4の月と宵の明星の金星が離角1°まで大接近しました。この後、12日(木)には金星が太陽との離角が最大となる東方最大離角(約47.1°)になり、2月17日には最大光度に達します。そして、3月23日には太陽との赤経差が0となる赤経の内合、25日には黄経差が0となる黄経の内合を迎えます。
3日(火)の日没頃に月齢5の月と火星が離角1°以内まで大接近しましたが、撮影した19時30分頃には離角が約2°に広がりました。火星の光度は0.9等、視半径は2.8″で、金星(光度-4.4等、視半径11.1″)より相当暗くなっています。この後、火星は太陽との離角が小さくなっていき、7月27日に黄経の合、28日に赤経の合を迎えます。
3日夕刻の月と金星の離角は10°以上に広がりました。
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