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弥彦公園のトンネル

JR弥彦線弥彦駅の隣に彌彦神社の外苑である弥彦公園があります。

もみじ谷 弥彦トンネル

大正7年(1918年)、越後鐵道常務の久須美東馬氏が私財を投じて弥彦公園の造成を始めました。面積は約16万m² で、自然の地形を活かし、滝や渓流、トンネル、高台等が造られました。

文化財銘板 弥彦トンネル

トンネルは馬蹄形アーチ断面の歩行者用で、総延長55m、幅員3.1mです。坑門はアーチ周縁や壁柱、笠石は花崗岩で造られ、壁面は煉瓦で化粧されています。坑門脇の岩石は富士山の溶岩で築かれています。

このトンネルは「造営時の気風を伝える象徴的な公園施設」として、平成23年(2011年)7月25日に国の登録有形文化財(建造物)に登録され、同日付で告示されました。

もみじ谷 観月橋

トンネルの南にはもみじ谷があり、赤い観月橋が架かっています。造園当初は木橋でしたが、昭和44年(1969年)春に鉄橋に架け替えられました。秋には紅く色付いたもみじの鑑賞ができるとのことです。

【参考文献】
永瀬節治: "越後鉄道による地方参詣地・弥彦の新市街と遊園計画をめぐる試論~大正5年の弥彦支線開業日の新聞記事から~", 日本建築学会大会学術講演梗概集F-1, pp.597-598 (2010年9月)
弥彦村・弥彦観光協会 『弥彦浪漫 弥彦まち歩きMAP』
【関連サイト】
弥彦村 Yahiko village|越後文化発祥の地「伝統のむら」
弥彦観光協会Webサイト 弥彦浪漫
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