逓信省簡易保険局庁舎と綱町三井倶楽部
庁舎の西隣には、同時期に建てられた思われる職員用官舎がありました。
これらの建物は、2020年に再開発のため解体されてしまいましたので、現存していません。
庁舎の向かいには、煉瓦石混造地上2階、地下1階建ての綱町三井倶楽部があります。明治43年 (1910年) に起工、大正2年 (1913年) 12月に三井家綱町別邸として竣工し、三井財閥の迎賓館として使われました。綱町の名称は当時の所在地が芝區三田綱町5番地だったことによります。
昭和20年 (1945年) に米軍に接収されましたが、昭和28年1月1日に接収終了により三井不動産に返還され、三井グループ会員企業の迎賓館「綱町三井倶楽部」となりました。施設は会員以外の利用は原則不可となっています。
- 【参考文献】
- 日本建築学会 『旧東京簡易保険支局(かんぽ生命保険 東京サービスセンター)およびその敷地についての見解』 2017年1月30日
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