東京市の混凝土製弁蓋と狸橋
狸橋は古川(二級河川古川水系本流)最上流の橋で、天現寺橋の下流に架かっています。現在の橋は1978年9月に竣工し、同時に橋の南詰に由来碑が建立されました。
狸橋の由来
むかし、橋の南西にそば屋があって、子どもを背負い手拭をかぶったおかみさんにそばを売ると、そのお金が、翌朝は木の葉になったといいます。
麻布七ふしぎの一つで、狸そばと呼んだのが、地名から橋の名になりました。
ほかに、江戸城中で討たれた狸の塚があったからともいっています。昭和五十三年 港区
狸橋近くの北里大学白金キャンパス裏門の前に東京市水道局のコンクリート(混凝土)製弁蓋が残っています。上空には首都高速2号目黒線(東京都道首都高速2号線)が通っています。
弁蓋は渋谷区代々木2丁目の弁蓋と同型で、中央にフック穴と一体化した東京市水道局の金属製紋章がはめ込まれています。
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