神田に残る電気局と謎の鉄蓋
龍閑川に架かっていた地蔵橋北詰の千代田区神田美倉町の昭和通り(国道4号・東京都市計画道路幹線街路放射第12号線)歩道上に「市電灯 NO」と書かれた東京市電氣局の2枚組の角蓋が残っています。
昭和通りの向いに位置する千代田区岩本町2丁目地内には、謎の下水角蓋が2枚あります。蓋の中央には所謂下水構えがあり、その中に入っている文字は「柳沼」と読めそうです。
この付近のかつての町名は大和町でした。近隣で「柳」を含む町名は神田川沿いの柳原で、「沼」を含む町名はありません。「柳沼」は地名ではなく、蓋の製作所の屋号かもしれません。
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