札の辻の東京市電気局のマンホール
蓋は二の字紋様の丸型で、中央に「市電燈 NO」の文字と局章が入っています。都道409号は交差点の海側で上り坂となり、JR線を跨ぐ跨線橋である札の辻橋に至ります。
初代札の辻橋は昭和8年3月4日に架橋されました。そして2004年6月19日に二代目となる現橋が竣工しました。橋の西詰には初代の橋銘板などを再利用した碑が建っています。
札の辻橋
札の辻橋は、昭和八年(一九三三年)地域の交通を結ぶ橋として架けられましたが、平成一六年(二〇〇四年)に現在の橋に生まれ変わりました。
このモニュメントは当時の橋で使われた石や橋銘板を再利用して造られたものです。
高輪橋架道橋下区道が車両通行止めとなっている現在、札の辻橋はJR線の山側と海側と結ぶ重要な経路になっています。
札の辻橋の海側にある都道409号と芝浦運河通りが交差する三田警察署前交差点にも、東京市電氣局の同型のマンホールが1枚残っています。
札の辻周辺はかつての芝區に属し、東京市電氣局の電気供給区域でした。
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