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市ヶ谷河田町

旧町名 路線図

大正2年12月29日の東京市電角筈線若松町~東大久保の開業時に市ヶ谷河田町電停が設けられました。大正11年2月20日に廃止、昭和8年に河田町として復活、昭和45年3月27日に廃止されました。

煙草屋 煙草屋

河田町電停跡の前に平屋建看板建築の煙草屋が残っています。鴨居には旧町名の市ヶ谷河田町が記載されているたばこ小売販売免許の琺瑯プレートが貼られ、昔ながらの対面販売窓口が残っています。

駅舎

1986年2月24日に住居表示実施により河田町になりました。そして、角筈線の廃止から30年後の2000年12月12日に角筈線に沿うように大江戸線が開通し、同時に若松河田駅が開業しました。若松河田駅河田口の隣には、東京都選定歴史的建造物第66号である昭和2年 (1927年) 築RC造の小笠原伯爵邸があります。

小笠原邸 小笠原邸

伯爵邸は昭和23年に米軍に接収され、昭和27年に返還されて昭和50年まで東京都福祉局中央児童相談所として使われました。その後、2002年から民間に貸し出されレストランとして使われています。

【参考文献】
読賣新聞社 『東京市電車運轉系統圖』 大正9年1月1日
『チエースト社東京全圖』 大正9年1月17日
東京市電氣局 『創業二十年史』 昭和6年5月15日
東京市電氣局 『電氣局三十年史』 昭和15年12月28日
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