神田区須田町一丁目界隈【移築建物篇】
神田區須田町一丁目界隈の武居三省堂、花市生花店、万世橋交番が東京都立小金井公園の江戸東京たてもの園に移築されています。このうち、武居三省堂は鷹岡ビル並びの靖国通り沿いにありました。
武居三省堂は昭和2年築のギャンブレム屋根の看板建築です。入口鴨居には「神田區須田町一丁目三畨地六」や須田町一丁目成立以前の町名が入った「町會連雀會々員」のプレートが残っています。
また、神田局の2桁市内局番である25が入った電話番号銘板、"專用 4739 神田區"と書かれた東京市水道局章標、私設下水道施設檢査證章標、東京瓦斯の標章も残っています。
花市生花店は昭和2年築の銅板貼り看板建築で、六文そばの変形五叉路と外堀通りの間に建っていました。所在地は須田町一丁目ではなく神田區淡路町一丁目の区域になります。
万世橋交番は明治45年4月1日の萬世橋駅開業の前後に須田町派出所として駅舎の脇に建てられた煉瓦造の建物です。大正12年の関東大震災で屋根が焼け落ち、後に改修されました。
鉄道博物館の建設に伴い昭和11年4月25日に高架下に移設、昭和30年頃まで交番として使われました。昭和25年に隣接した高架下に電気部品の露天商を収容したラジオガァデンが開業しました。
万世橋交番は1993年3月28日の開園に先立ち、1992年末にトレーラーに積み込まれ移築、跡地はバイク駐輪場になりました。その脇の肉の万世の自動販売機がある所には2018年末まで日米無線電気商会が営業していました。2023年3月末日の萩原電材神田営業所の閉店を以てラジオガァデンの有人店舗は消滅しました。
- 【関連サイト】
- 流一: "万世橋交番/須田町1丁目", ぼくの近代建築コレクション, 2011年6月5日 (2023年4月8日閲覧)
- 流一: "武居三省堂/神田須田町1丁目", ぼくの近代建築コレクション, 2012年9月1日 (2023年4月8日閲覧)
- 流一: "東京活字、八七市商店/神田淡路町1丁目", ぼくの近代建築コレクション, 2012年10月31日 (2023年4月8日閲覧)
- 【関連記事】
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