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小川町3丁目の看板建築と阻水弇

広場

靖国通りの北側にある千代田区立小川広場は小川小学校の跡地を利用した広場です。小川小学校は明治33年5月1日に東京市小川尋常小學校として開校しました。そして、1993年4月1日に錦華小学校、西神田小学校との統廃合によりお茶の水小学校が開校し、小川小学校は廃校になりました。

看板建築 看板建築

小川広場の西には小規模事務所の雰囲気を醸し出している昭和初期築の看板建築民家が建っています。この道が明大通りに突き当たったところに文庫川村(昭和25年頃創業)の看板建築があります。

風景 阻水弇

明大通り西側の明治大学南西隅の美容院前の十字路に東京市水道局の阻水弇が残っています。この十字路の北(写真左手)には元錦華小学校である千代田区立お茶の水小学校があります。

神保町と同様に小川町も震災復興の土地区画整理に伴い昭和8年1月1日に現在の町域となり、大正通り(現在の靖国通り)の南側が奇数地番、北側が偶数地番が振られ現在に至っています。

【参考文献】
東京市企畫局都市計畫課『東京市町名沿革史(上卷)』昭和13年3月31日
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